川口「イイナパーク川口」首都高速道路沿いに建つ注目の建築パークをレポート

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今回は埼玉県の川口市に建つイイナパーク川口を訪れてきましたので、その模様をレポートしたいと思います。

【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今日も素敵建築を求めて東奔西走

【この記事で分かること】
・イイナパーク川口を実際に訪れたレポートを写真と文字で解説
・イイナパーク川口の基本情報やアクセス方法、訪れる際のポイント

1.首都高直結のサービスエリアと自然豊かな公園に佇む建築群を訪問

今回訪れたイイナパーク川口(赤山歴史自然公園)は、埼玉県南部にある埼玉県立安行武南自然公園内につくられた公園です。

一見すると、のどかな自然と高速道路の高架が重なりあった郊外の公園ですが、注目の建築が多く建つ建築パークの側面も持っています。

最寄駅である新井宿駅を降りて5分ほど歩くと、まずはイイナパーク川口と隣接する川口ハイウェイオアシスが見えてきます。

この川口ハイウェイオアシスは、イイナパーク川口に隣接する区画に2022年にオープンしたサービスエリアです。
この川口ハイウェイオアシスはもちろん一般道からもアクセスできますが、首都高速道路のパーキングエリアとして、高速道路からとイイナパーク川口の両方からアクセスすることができるのが特徴です。

川口ハイウェイオアシス

ゲートのような大屋根の両脇にある平屋の建物には、休憩所、飲食施設、トイレ、屋内遊具施設がまとめられています。

明度を抑えたガラスの外装と端正なデザインの大屋根は、シンプルですが障子や日本家屋を思わせる日本的な美学を感じるデザインとなっているのも面白いところ。

また、実際に訪れてみると、高速の利用者と思われる人と、地元の住民と思われ人が混在しているのが面白く、今まであまり見たことのない風景となっていたのもよかったです。

川口ハイウェイオアシス

公園の豊かな自然と水平垂直ラインが強調された建築物は、コントラストが際立つ美しい建築となっています。
平屋部分が彩度を抑えたダークな色調となっていることで、白いゲートの大屋根が浮かび上がるようなデザインとなってることも素敵で、周辺エリアの新たなランドマークになることが期待されています。

2.著名建築家による建築群をたっぷりと堪能

広場に面して建つ歴史自然資料館と、丘の上に建つ地域物産館は、共に日本を代表する建築家の伊東豊雄氏率いる伊東豊雄建築設計事務所が設計を手掛けています。

川口市立文化財センター分館 歴史自然資料館

こちらの歴史自然資料館は、切妻屋根の3つの棟が、緩やかにカーブするガラスのボリュームで接続された建物で、レンガの家(映像ギャラリー)、土の家(展示室)、木の家(管理室)とそれぞれの性格が与えられた建物で、地元の産業や歴史について知ることができます。

川口市立文化財センター分館 歴史自然資料館

シンプルな建物ですが、その分細部にまでこだわった抽象的な部材が際立ってみえるのも注目ポイント。
透明感や浮遊感のある広場側の装いによって切妻屋根の小屋の素材感がより際立ってみえるのも面白かったです。

川口市立文化財センター分館 歴史自然資料館

広場とその先に広がる池の風景を外部からは反射し、内部からは借景のように取り入れるデザインとなっているのも素敵です。

イイナパーク川口

内部ではイベントやワークショップも開かれることがあるので、完全にクリアなガラスよりもこうした反射性のあるガラスのほうがよいというのも納得です。
広場では多くの子どもたちが駆け回っていましたが、それらの風景を反射して風景に広がりを持たせているのが面白いです。

こちらの地域物産館は、きのこのような独特の形の屋根が印象的な物産館です。

地域物産館グリーンマーケット

壁であり、柱であり、屋根でもあるきのこが連なり、公園の自然の延長のようなやさしくやわらなか空間が形つくられています。

イイナパーク川口

こちらは内外が一体となるようなガラスに囲まれた建物で地域の物産の販売やカフェとして利用されているのですが、残念ながら臨時休業しているようでした。

地域物産館グリーンマーケット

こうしたマッシュルーム型のデザインは、フランクロイドライトや坂倉準三といった近代建築でも度々使われてきたモチーフですが、使われる場所や細かいデザインによって違った印象を受けるのも面白いです。

イイナパーク川口

ちなみに地域物産館のすぐお隣、公園に隣接する市営の火葬場である川口市めぐりの森も、イイナパーク川口と同時に計画され、伊東豊雄氏が設計を手掛けています。

公園の豊かな自然と一体となるような曲面の屋根が空間を包み込み、プリミティブな感覚を引き起こされるデザインが特徴となっています。
火葬場という性格上一般公開はされていないので、機会がある方は訪れる際はルールとモラルを守って見学しましょう。

素敵な建築をたっぷりと堪能して、この日の建築巡りも大満足のものとなりました。
とてもオススメのスポットですので、皆さんも機会があればぜひ訪れてみて下さいね。

設計:伊東豊雄建築設計事務所(歴史自然資料館・地域物産館、川口市めぐりの森)、UG都市設計(川口ハイウェイオアシス)
所在地:埼玉県川口市大字赤山501-1
アクセス:新井宿駅より徒歩約6分
竣工:2018年(歴史自然資料館・地域物産館、川口市めぐりの森)、2022年(川口ハイウェイオアシス)
開園時間:9:00~18:00

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