蓮田「宵イ茶屋文庫」本と珈琲を楽しめる隠れ家的なブックカフェをレポート

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今日は埼玉県の蓮田にある宵イ茶屋文庫(ヨイチャヤブンコ)を訪れてきましたので、その模様をレポートしたいと思います。

【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今までに約5000件の建築を巡った建築トリッパー
・今日も素敵建築を求めて東奔西走

【この記事で分かること】
・宵イ茶屋文庫を実際に訪れたレポートを写真と文字で解説
・宵イ茶屋文庫の基本情報やアクセス方法、訪れる際のポイント
・宵イ茶屋文庫の建築的な見どころや注目ポイント

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1.古い木造アパートの1階にできたおしゃれなブックブックカフェ宵イ茶屋文庫

今日は埼玉県の蓮田市に素敵なブックカフェがあると聞き、東京を少し離れて訪れてきました。
埼玉県の蓮田市は大宮から宇都宮線で少し北上したところにあるベットタウン。
東京都内からは、上野駅からだと30分かからないくらいでアクセスできる場所にあります。

宵イ茶屋文庫

宵イ茶屋文庫は、蓮田駅を出で閑静な住宅街を程なく進んだ場所にあります。
宵イ茶屋文庫が入る建物は、ベットタウンによくある1階に店舗がある一般的な木造アパートでしたが、2022年この店舗部分の一部を改修してブックカフェがつくられました。

設計を手掛けたのはNodstockを主宰する若山範一氏。
若山範一氏は数々の店舗や住宅などを手掛ける地元埼玉出身の建築家です。

周りに店舗がほとんどない線路沿いを進んでいくと、大きな暖簾のかかった店舗が見えてきます。

宵イ茶屋文庫

さらに近づくと錆加工された鋼材に白字で書かれた店舗のサインが見えてきます。
このサインからも古い建物を新しくスタイリッシュな店舗に改修したイメージが伝わってきます。

お隣は古い地元の焼き鳥居酒屋さんとなっていますが、昭和の居酒屋と令和のブックカフェが対比され、両方が共存しているのが面白いです。

暖簾と建物の入り口の間はちょっとしたバッファーゾーンとなっていて、お店の案内が置かれていました。
この日は週末の土曜日だったので、14:00からオープンしていますが、曜日によっては夕方からオープンの日もあるので訪れる際は注意が必要です。
オープン情報は公式SNSなどでも確認できるので、事前にチェックしておくことをおススメします。

2.スタイリッシュさと懐かしさが同居する素敵な店内で至福のひと時を

店舗に入ると、まずは中央の本棚が目に入ります。
宵イ茶屋文庫では店舗の中心に大きな箱型のボリュームが配置されていて、その箱の両脇に座席が配置されています。

まずは店舗の左奥にあるカウンターで注文を行います。
メニューは、プリンやドーナッツ、ケーキなどのおやつメニューが中心ですが、時期によって変わるごはんメニューもあります。
私が訪れた時は昼過ぎだったので、カフェオレロールケーキをオーダーしました。

店舗の座席は、入り口から向かって左側に一人用の座席が並んでいて、向かって右側にはボックス内に掘り込まれたテーブル席が2セットあります。

私が訪れた時には、すでに2名のお客さんが店内にいましたが、皆おひとり様で静かな時間を満喫していました。
都内のスタイリッシュなブックカフェはやや一人で入りずらい雰囲気がある店舗もありますが、宵イ茶屋文庫は一人でも入りやすくお一人さまでゆったりとした時間を過ごすのにもピッタリのようでした。

店内は決して広いスペースとは言えませんが、箱状のヴォリュームを中心に細い回廊がぐるりと周る構成になっていて、実際の面積以上の広がりと程よい死角をつくり出していて、居心地はとてもよかったです。

この日はテーブル席を利用する人は見られませんでしたが、テーブル席はボックスの反対側にあるので、2人客の話し声が極力遮られるような配置になっているのも素敵な工夫です。

回廊の壁面には店主がセレクトした本が並べられていて、注文したメニューが届くまで、それらを見ながらゆったりとした時間を過ごしました。

ちなみにこのボックスの中はお手洗いになっています。
また、注文カウンター側は食べ終えた食器の返却棚になっていて、このボックスが機能上・配置上・デザイン上の様々な役割を担っているのも興味深かったです。

店内はどこか懐かしい木彫の建具やすりガラスといった内装と、洗練されたスタイリッシュなデザインが共存していて、上質な空間ながら落ち着ける雰囲気となっているのも素敵でした。

宵イ茶屋文庫

本を片手に店内空間を堪能していると注文したメニューが到着しました。
ロールケーキは桃とプラムのロールケーキで、おやつの時間にピッタリの一品でした。

果物は時期にとっても変わるそうなので、中身が何かは訪れた時のお楽しみですね。

店内の本は数は少ないですが、カフェに関わるもの、本に関わるものなどどれも興味深い本ばかり。
最近はブックカフェ・本屋巡りにハマっているので、この日は前川國男設計の紀伊國屋書店新宿本店が表紙になっている定本 本屋図鑑を読み進めました。

素敵な空間と本とケーキを堪能して、この日の建築巡りも大満足のものとなりました。
とてもおススメのブックカフェですので、皆さんも機会があれば是非訪れてみて下さいね。

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宵イ茶屋文庫
設計:若山範一/Nodstock
所在地:埼玉県蓮田市上2-3-22
アクセス:蓮田駅より徒歩約5分
竣工:2022年
営業時間:
 月曜・火曜・土曜14:00~22:00
 金曜17:00~23:00
定休日:水曜、木曜、日曜


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