門前仲町で建築巡り!おススメの名建築8選を紹介

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今日は東京都江東区の門前仲町・深川エリアで建築巡りをしてきましたので、そこで出会ったオススメの建築を紹介していきたいと思います。

【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今までに約5000件の建築を巡った建築トリッパー
・今日も素敵建築を求めて東奔西走

【この記事で分かること】
・門前仲町エリアでの建築巡りを写真と文字でレポート
・門前仲町エリアの著名な建築家がデザインした建築や歴史のある近代建築をまとめ
・門前仲町エリアの建築の見どころや注目ポイントを解説

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1.HYPERMIX門前仲町(北山恒/architecture WORKSHOP)

まず初めに訪れたHYPERMIX門前仲町は、門前仲町の駅前に建つカフェ、ジム、オフィス、シェアハウス、賃貸住宅等の複合施設です。
この建物が面白いのは、中間層にはいるオフィスとシェアハウスが時間によってリビングやキッチンを共有していること。
昼間は働く場として、夜は住民の生活の場として空間を重ね合わせシェアしていて、都市空間の使い方として合理的且つ従来のシェアハウスにはない新しさを持っています。

設計:北山恒/architecture WORKSHOP
所在地:東京都江東区門前仲町1-13-12
アクセス:門前仲町駅より徒歩約1分
竣工:2018年
備考:2019年度グッドデザイン賞受賞

2.辰巳アパートメントハウス(伊藤博之建築設計事務所)

HYPERMIX門前仲町の隣に建つ辰巳アパートメントハウスは、約60㎡弱の敷地に建つ地上10階建ての集合住宅です。
狭小敷地に建つ塔状の建物は、コンクリートの柱や梁によってできる隙間や段差をを平面的にも断面的にも有効活用しているのが特徴。
一見ランダムに開けられたように見える開口は、よく見ると柱梁のきれいなラーメン構造の躯体が浮かび上がっていて、それぞれの内部スペースを特徴的な場所にしているのが伝わってきます。

設計:伊藤博之建築設計事務所
所在地:東京都江東区門前仲町1-13-13
アクセス:門前仲町駅より徒歩約1分
竣工:2016年

3.深川東京モダン館(東京市)

深川東京モダン館(旧東京市深川食堂)は関東大震災の復興期である1932年に市営の食堂として建てられた建物で、現在は郷土史や食文化の展示施設兼観光案内所として利用されています。
当時はまだ珍しかった鉄筋コンクリートを使った建物は、素材の特性を活かして吹抜けやカーテンウォール、丸窓による明るくモダンなデザインが特徴。
2階はイベントスペースとして安価な値段で借りることもできて、個人的にも何度かお世話になった思い出の建築です。

設計:東京市
所在地:東京都江東区門前仲町1-19-15
アクセス:門前仲町駅より徒歩約3分
竣工:1932年
公式HP:https://www.fukagawatokyo.com/
備考:国登録有形文化財

4.NOCビル(AASアソシエイツインターナショナル)

NOCビル(旧ロレックスビル)は、地上7階地下1階建てのオフィスビルです。
眼前の公園の緑を反射する重厚な石貼りと緩やかなカーブを描くガラスのカーテンウォールが特徴的な建物は、バブル期らしい豪華さとガラスや張出し部分の軽やかさが合わさった独特の存在感を放っています。
道路側のスペースは、吹抜けやバルコニーを組み合せながら各階違った性格の空間となっていて、画一的になりがちなオフィススペースに変化を与えているのも面白い建築です。

設計:AASアソシエイツインターナショナル
所在地:東京都江東区富岡1-13-6
アクセス:門前仲町駅より徒歩約3分
竣工:1994年

5.成田山東京別院深川不動堂(玉置順)

成田山東京別院深川不動堂は、古くから「深川のお不動様」として知られてきた由緒ある寺院です。
正面に見える旧本堂は、戦後に千葉県印旛沼の龍腹寺にあった地蔵堂を移築したもので、江東区で最古の木造建築といわれます。

深川不動堂で注目な建物といえば、旧本堂の左手に建てられた新本堂で、梵字で埋め尽くされた外観は一度見たら忘れられないインパクトがあります。
2017年には手前に翼殿が建設され、片持によって支えられた大屋根によって大きな軒下空間が誕生しました。

梵字のインパクトも現地では不思議と境内の雰囲気に馴染んでいて、立体文字がつくり出す陰影と複雑な表情が深淵な宗教空間を演出していました。

設計:玉置順/玉置アトリエ
所在地:東京都江東区富岡1-17-13
アクセス:門前仲町駅より徒歩約5分
竣工:1951年(旧本堂/移築)、2011年(新本堂)、2017年(翼殿)
公式HP:http://www.fukagawafudou.gr.jp/
備考:江東区指定登録文化財(旧本堂)

6.富岡八幡宮

富岡八幡宮は江戸時代初期に創建され、「深川の八幡様」としてして古くから親しまれてきた由緒ある神社です。
現在の建物は戦後に鉄筋コンクリートで建てられたもので、コンクリート造ならではの水平に広がるデザインが特徴となっています。
鮮やかな朱色の建物も見応えがありますが、境内には江戸勧進相撲発祥の地として「横綱力士碑」が建てられていたり、8月には、江戸三大祭の一つである「深川八幡祭り」が開かれたりと建築以外にも注目ポイントが盛りだくさんの神社です。

所在地:東京都江東区富岡1-20-3
アクセス:門前仲町駅より徒歩約5分
竣工:1956年(社殿)
公式HP:http://www.tomiokahachimangu.or.jp/

□八幡橋(松本荘一郎/工部省)

ちなみに富岡八幡宮のすぐ東に架かる八幡橋(旧弾正橋)は、鉄橋としては日本最古といわれ、重要文化財にも指定されている橋です。
細い鉄材が、まるで飴細工のように立体的に支え合うデザインが美しい隠れた注目スポットです。

設計:松本荘一郎/工部省
所在地:東京都江東区富岡1
アクセス:門前仲町駅より徒歩約6分
竣工:1878年
備考:国指定重要文化財

7.日刊木材新聞社(IKDS)

日刊木材新聞社は、木材の街でもある深川木場エリアに建てられた新聞社の新社屋です。
その特徴は何といっても木材に関する新聞社のオフィスらしく、木材の持つ可能性を最大限に引き出した建築となっていること。
コンピュテーションデザインをフル活用しながらデザインパターンや寸法による違いを何度もシミュレーションしていて、木の持つ様々な表情を味わうことができます。

設計:IKDS
所在地:東京都江東区冬木23-4
アクセス:門前仲町駅より徒歩約10分
竣工:2020年
公式HP:https://jfpj.jp/

8.B²(小野寺匠吾建築設計事務所)

清澄通りを北上したところに建つB²(ビースクエアード)は、こだわりのパンと珈琲が人気のカフェ&ベーカリーです。
工場やガレージを思わせる店内の真ん中に黒いタイルのカウンター兼陳列棚がアイランド状に配置されていて、空間をグッと引き締めています。
廃材風の什器や無彩色の内装は、中央のカウンタースペースをより引き立てる効果も発揮していて、メリハリのある魅力的な店内空間を実現しています。

人気店だけあってパンや珈琲の味も絶品なので、建築巡りの合間のエネルギー補給に是非訪れてほしい建築です。

設計:小野寺匠吾建築設計事務所
所在地:東京都江東区深川1-9-10
アクセス:門前仲町駅より徒歩約12分
竣工:2020年
営業時間:9:00~18:00
公式HP:https://bsquared.jp/

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