鎌倉「燕カフェ」古民家を改修した隠れ家的な素敵建築をレポート

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今日は鎌倉にある燕カフェを訪れてきましたので、その模様をレポートしたいと思います。

【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今までに約5000件の建築を巡った建築トリッパー
・今日も素敵建築を求めて東奔西走

【この記事で分かること】
・燕カフェを実際に訪れたレポートを写真と文字で解説
・燕カフェの基本情報やアクセス方法、訪れる際のポイント
・燕カフェの建築的な見どころや注目ポイント

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1.古都鎌倉に建つ古民家を改修した素敵なカフェを訪問

鎌倉といえば、歴史ある神社仏閣をはじめ数々の名建築が点在していますが、そんな鎌倉で、昭和初期に建てられた古民家を改修したカフェがあると聞き、早速訪れてきました。

燕カフェのオープンは11時半ということで、まずは鶴岡八幡宮に赴き境内を散策します。
鶴岡八幡宮といえば築数百年の古建築も素敵ですが、ル・コルビュジエの元で建築を学んだ坂倉準三が設計した神奈川県立近代美術館(現・鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム)など名建築も建築ファンとしては見逃せません。

ひと通り建築を巡った後は、今回の目的の一つである燕カフェに向かいます。
燕カフェは鶴岡八幡宮から歩いて5分ほど、段葛のある若宮大路を東に1本入った小町大路を北上し、さらに小道を進んだ先にあります。

燕カフェは、古くからの住宅が建ち並ぶ閑静な住宅街の中にあるので、最初はちょっと迷いながらも地図を頼りに進みます。

カフェについたのは、オープンの直前の11時25分。
既にお店の前には行列ができていて、その人気が伺えます。
今回は事前に予約をしていったので、スムーズに入店できました。鎌倉は観光客の数に対して、素敵なランチスポットはかなり限られているので、特に混む週末のお昼などは予約必須のようです。

建物の外観はまさに昭和の民家といった印象で、控えめなアンティーク調の小さな看板があるだけなのも素敵です。

入口脇には植物に埋もれたベンチとウェルカムボードがあったりと、とっても自然体な装いに思わず嬉しくなってしまいます。

2.味わい深いアイテムとインテリアたっぷりと堪能できる店内

入口のしめ縄をくぐって早速入店。
店内は年季の入った家具と、ドライフラワーの装飾によって独特の雰囲気がでています。

燕カフェは2016年にカフェに改修されましたが、元々の建物には大きく手を入れていないよう。
もちろん古民家なので長い歴史の中での変化はあったでしょうが、そうした歴史の積み重ねも含めてパッキングされたような空間に思わずテンションが上がります。

店内は畳の座敷スペースを中心に、奥には板間のテーブル席が配置されています。

そしてなんと言っても魅力的なのが窓際の縁側スペースです。
縁側からは外の自然光がたっぷりと内部に降り注ぎ、室内を柔らかな光で包み込みます。

天井の照明はドライフラワーで装飾された間接照明になっているので、窓際からの自然光が建物内に絶妙な陰影をつくり出しているのがとても魅力的です。

天気や雲の変化によっても微妙に建物内の雰囲気が変わるのは、昔の家では当たり前だったかもしれませんが、そんな当たり前の空間の変化を改めて感じさせてくれます。

店内に置かれたそれぞれの家具は形も年代も様々なのですが、不思議と統一感があって、この空間にとても馴染んで見えます。

店内のいたる所に、民家時代の記憶の欠片が散らばっていて、まるで宝探しているように、素敵な意匠やアイテムを楽しみました。

ちなみに店主さんは古物商の認可もとっていて、小道具の販売もやっているようです。
室内はどこを見ても味わいのある家具や調度品に溢れていて、ちょっとした美術家のようです。

3.こだわりの薬膳料理と素敵な建築で身も心も癒される

革の表紙の味のあるメニューを見ながら何を食べようかしばし悩みます。

ランチメニューは、薬膳カレー薬膳おでんご飯セットの2種類から選べます。

どちらも地元産の野菜を使ったたり、薬膳の要素を取り入れたりと店主のこだわりを感じます。

薬膳カレーは、お店だから味わえる濃厚で深みのある味わいがとっても美味しかったです。
小鉢も3つついてボリュームも満点です。

こちらの薬膳おでんご飯セットも、出汁がたっぷり染み込んだおでんがご飯とよく合います。

食事の後は冷たい珈琲で一息つきながらしばし休憩。

ちなみにこの日は入れませんでしたが、2階はイベントスペースとして活用されることもあるそう。

こちらは先程の廊下の先にある洗面所。こちらにもドライフラワーが飾られていたり、アンティーク調のアイテムが置かれていたりと建物全体の隅々まで、その世界観が表現されています。

素敵な空間と料理をたっぷりと堪能して、燕カフェの建築体験は大満足のものとなりました。
とっても素敵なお店なので、皆さんも機会があれば是非訪れてみて下さいね。

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小田原文学館
所在地:神奈川県鎌倉市小町3-2-27
アクセス:鎌倉駅より徒歩約10分
竣工:1934年(2016年改修)
営業時間:11:30~17:00

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