居酒屋「どん底」歴史の詰まった魅惑の酒場建築をレポート

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今回は新宿三丁目駅の路地裏に居を構える老舗の居酒屋「どん底」を訪れてきましたので、その模様をレポートしたいと思います。
数々の文化人や著名人にも愛された名店、どん底。
一体どんな酒場だったのか早速紹介していきたいと思います。

【自己紹介】
・建築好きのやま菜と申します。
・今までに約5000件の建築を巡った建築トリッパー
・今日も素敵建築を求めて東奔西走

【この記事で分かること】
・どん底を実際に訪れたレポートを写真と文字で解説
・どん底の基本情報やアクセス方法、訪れる際のポイント
・どん底の建築的な見どころや注目ポイント

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1.数々の文化人・著名人に愛され続けた老舗居酒屋を堪能

今回この酒場を訪れたのは友達からの紹介がきっかけで、新宿にずっと気になってる酒場があるので一緒に行こうとのお誘いがありました。

店名を聞くとその名も「どん底」というそうで、何とも魅力的な店名に心惹かれてしまいました。
聞けばどん底は1951年に創業した老舗の居酒屋で、かつては三島由紀夫も足繁く通って「世界的水準」と評するほどお気に入りの場所だったそう
数々の作家や著名人にも愛される、その筋では有名な酒場だそうです。

もともとは創業者の矢野智氏が舞台芸術学院時代に創業したのがはじまりで、ロシアの作家ゴーリキーの戯曲にちなんで名づけられたものだとか。

最初はバラックで建てられた建物ですが、現在の建物は1955年に建てられたもの。
今年で築67年の建物ということは、開店当時20だった青年が87歳になっているわけですから、その歴史の積み重ねに改めて驚きます。
建物全体を蔦が覆う外観は、かなり物々しくて雰囲気があります。

2.内部に潜入!エネルギッシュな空間で酒と食を堪能

3階建ての建物の内部はかなり狭いのですが、その分だけお客さんの熱気というか、ワイワイガヤガヤとした雰囲気を直に感じることができます。

木造の構造にレンガの壁が敷き詰められたデザインの建物は、和とも洋ともいえない不思議な雰囲気。恐らく古材と思われる材料もふんだんに使われていて、時間の積み重ねがひしひしと伝わってきます。

先ずはビールで乾杯。
私が訪れたのは18時とまだ日が暮れ始めた早い時間だったのですが、すでに店内にいるお客さんは皆結構酔っ払らっていました 笑
ちなみに今回は、あらかじめ予約していったのでスムーズに席に着くことができましたが、店外には入りきれない順番待ちのお客さんも結構いました。なるべくなら予約をしていくのが吉ですね。

ちなみに店内には写真のような絵も掛けられていて、単なる酒場というだけでなく、文化の香りかほのかに漂っているのも面白いポイントです。
芸術家や作家が集まるサロンもしくは溜まり場的な雰囲気もあって、多くの文化人が集い、愛される場所になっていのではないでしょうか。

こちらはサーモンのマリネ(900円)
料理の味は、以外にといっては失礼ですが普通に美味しい!
どん底という名前から勝手にもっと粗悪なものを想像していたのですが、お酒にもピッタリの味。

こちらはサラミとハムの盛り合わせ(2000円)
どんどんとドリンクのペースがあがるのが自分でもよくわかります。

店内には各フロアにカウンターもあって、店員さんもかなりの数がいるので、グラスが空く直前のちょうどいい頃に注文できます。
というか店員さんの気遣いのレベル、かなり高いです 笑

吹抜けからの眺めも圧巻で、建物全体の一体感みたいなものをより一層感じさせてくれます。
小さいけれど、豊かでエネルギッシュな空間がつくられていることには改めて驚きます。

席はテーブル席からカウンター席まで色々な種類があるので、店内にはグループ客から一人客まで老若男女様々な印象。
意外と若い女性も多くて、単なる古き良き時代の懐古主義ではなく、今のお客さんに愛され続けているお店なのだと感じます。

牡蠣のオイル漬け唐揚げといった、定番ですが外せない料理もたっぷりと堪能。
お酒にとってもよく合います。

最後には、何故かチーズオムレツ(900円)も頂きました。
メニューの写真があまりにも魅力的だったので頼んでしまいました 笑

ゴーリキーの戯曲「どん底」は、どん底に生きる人たちのもつどうしょうもない人間らしさや、生の輝きを感じさせてくれる作品ですが、この居酒屋からも作品に通じるような人々の生の営みを存分に感じることができました。

新宿で受け継がれる奇跡のような居酒屋空間 どん底。
皆さんも機会があれば是非訪れてその魅力的な世界にトリップしてみて下さいね。

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どん底
所在地:東京都新宿区新宿3-10-2
アクセス:新宿三丁目駅より徒歩約2分
竣工:1955年
創業:1951年
営業時間:
 平日: 17:00~24:00
 土曜、日曜、祝日 11:00~24:00
公式HP:http://www.donzoko.co.jp/

※記載している営業時間や金額は記事執筆時点のものです。変更となっている場合もありますので、訪れる際は公式HP等をご確認ください。


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