
山ニ証券はお隣に建つフィリップ証券と同じく建築家 西村好時が設計を手掛けた証券会社ビル。
西村好時は大正~昭和初期に数々の銀行建築を手掛けていますが、今や現存する建築は全国的に見てもかなり少なくなっていいて、2棟並びの西村建築はかなり貴重です。
フィリップ証券と違って山ニ証券は褐色のスクラッチタイルや屋根の装飾が特徴的なスパニッシュ風のデザインが特徴的。

以前大森の旧高橋診療所の記事でも少し触れましたが、大正末期~昭和初期はアメリカを経由してスパニッシュ風のデザインが大流行していて、山ニ証券も当時の建築潮流をいち早く取り入れていることが分かります。
丸窓の装飾や地上部と上階で変化する素材感などに大正時代のおしゃれでハイカラな雰囲気を感じるのもいいですね。
設計:西村好時
所在地:東京都中央区日本橋兜町4-1
アクセス:茅場町駅より徒歩約7分
竣工:大正時代



