山形市は現代建築もすごい!丹下健三から妹島和世まで有名建築家の作品がズラリ

建築巡りまとめ

今回は前回の記事に引き続き、私が訪れた山形県山形市の建築についてご紹介したいと思います。

前回までの明治・大正・昭和に引き続き、今回は平成の建築についてご紹介します。
・山形市の建築見学に「超」おススメな建築20選-前編
では早速見ていきましょう。

11.旧蜂屋ビル(本間利雄設計事務所)

旧蜂屋ビルは後に陶商ビル、プラザビル七日町と名前を変えて50年近くに渡って使われているテナントビルです。
設計は山形出身の建築家本間利雄によるもので、本間利雄設計事務所を設立して10年、その後数々の建築賞を受賞する本間利雄という建築家の開花前夜の建築といったところです。
道路に面した地上階は都市空間の一部となって道行く人を引き込むように計画されていて、当時としてはかなり先鋭的なビルだったものと思われます。

ちなみに市内には八文字屋本店(1968年)など本間利雄の設計した商業ビルが他にも点在していて改装しながら現在も使われています。

設計:本間利雄設計事務所
所在地:山形県山形市七日町2-1-3
最寄駅:山形駅徒歩12分
竣工:1972年

12.山形市役所(久米建築事務所)

山形市役所は山形駅から程なく歩いたところにある市役所で、庁舎建築をはじめ数々の建築の設計を行う久米建築事務所(現久米設計)が設計を行っています。
高層棟と低層棟に明確に機能を分けつつ、低層棟の一部は門型にくり抜かれたロータリーとなっていて、限られた敷地を有効に使いつつ、外部空間を上手く建物に引き込んでいるのが特徴的です。

設計:久米建築事務所
所在地:山形市旅籠町2-3-25
最寄駅:山形駅徒歩15分
竣工:1984年

13.山形美術館(本間利雄設計事務所)

山形美術館は霞城公園東大手門のほど近くにある美術館で、この記事でも度々出てきている本間利雄設計事務所が設計を行っています。
特長は何と言っても大きな三角形の外観で、圧迫感を与えないような形として地上部から3角形になるように屋根を伸ばしつつ、中央部はミラー貼りとすることでさらにボリュームが分節されています。
大地に根を下ろして樹木に一体化するような、まさに山形の自然と一体となった建築といえます。

設計:本間利雄設計事務所
所在地:山形県山形市大手町1-63
最寄駅:山形駅徒歩10分
竣工:1984年

14.山形城二の丸東大手門

平成編ではじめに見るのは山形城二の丸東大手門です。
現在の霞城公園となっている山形城の二の丸の正門にあたるのが東大手門で、高麗門と多聞櫓門の巨大な2門で構成されています。
東大手門は1991年に復元されたもので、入場無料で発掘調査で出土した遺物や、復原工事資料、山形城復原模型等などの展示を見ることができます。

所在地:山形県山形市霞城町1-7
最寄駅:山形駅徒歩10分
竣工:1991年

15.ホテルメトロポリタン山形+メトロプラザ(東日本旅客鉄道+交建設計+観光企画設計社)

ホテルメトロポリタン山形+メトロプラザは山形新幹線開業を機に改築された駅直結のショッピングセンターとホテルの複合建築です。
「全方位景観」の116室のホテル客室と、14の大小宴会場、常設チャペルが併設された複合建築ですが、外観はシンプルでスマートにまとめられているので古さはあまり感じません。
最近では老朽化対策と近年増加しているインバウンドの宿泊需要に対応する為増築工事が行なわれ、2020年にオープンする予定です。

設計:東日本旅客鉄道+交建設計+観光企画設計社
所在地:山形県山形市香澄町1-1-1
最寄駅:山形駅徒歩0分
竣工:1993年

16.グランシェラ蔵王(丹下健三)

グランシェラ蔵王は戦後日本を代表する建築家・丹下健三設計の宿泊施設で、現在はたかみや瑠璃倶楽リゾートとしてリニューアルしています。
象徴的な形と客室やラウンジからの贅沢な景観が特徴的な建築ですが、家具のコーディネートを工業デザイナー・奥山清行氏が行っているのも見どころです。

設計:丹下健三
所在地:山形県山形市蔵王温泉三度川1118-7
最寄駅:山形駅よりバスで50分、下車後徒歩10分
竣工:1995年

17.NTTドコモ東北山形ビル(NTTファシリティーズ)

NTTドコモの2000年代初頭に建てられたビルはいくつか扱っていますが、こちらのNTTドコモ東北山形ビルはその中でもちょっと変わってどっしりとした重厚な印象を持ちます。
4周のファサードでがらりと印象が変わるので、ぐるりと回ってみてみると面白いです。

設計:NTTファシリティーズ
所在地:山形県山形市幸町18-9
最寄駅:山形駅徒歩2分
竣工:2001年

18.霞城セントラル(日建設計+大成建設)

霞城セントラルは、山形駅西周辺整備事業の中核施設として、山形県内で初の事業コンペ方式にて建てられた官民複合ビルです。
設計は日建設計と大成建設の設計複合体が行い、まさに21世紀の幕開けである2001年の1月1日にオープンしました。
様々な機能がプレキャストカラーコンクリートの陰影の美しい外装材の中に納められていて、山形を代表するランドマークとなっています。

設計:日建設計+大成建設
所在地:山形県山形市城南町1-1-1
最寄駅:山形駅徒歩2分
竣工:2001年

19.朝日新聞山形支局(妹島和世)

朝日新聞山形支局は外観で一目見てわかる妹島和世氏の設計の建築です。
古い街並みの中に突然現れる白い外装は、特に山形で見るからこそ現実感のない不思議な感覚が強調されて面白いです。
近づいてみてみても窓のサッシは壁とほぼ同面で、厚さも薄さも感じない抽象的な外観となっています。
朝日新聞は安藤忠雄氏設計の岡山支局も見に行ったことがありますが、かなりチャレンジングな建築を許容するんですね。

設計:妹島和世
所在地:山形県山形市六日町7-10
最寄駅:山形駅徒歩25分、北山形駅徒歩20分
竣工:2002年

20.山形メディアタワー山形新聞・山形放送(本間利雄設計事務所)

山形メディアタワー山形新聞・山形放送はその名の通り山形新聞・山形放送等が入居し、山形のマスメディアの中心拠点として計画されました。
設計は山形美術館や旧蜂屋ビルなど半世紀以上に渡って山形に数々の建築を生み出してきた本間利雄設計事務所が行っています。
メディアタワーということで安易なガラス張りにするのではなく、色が微妙に異なる緑のタイルを組み合わせた渋くて味わい深い外観デザインに好感が持てます。
本間利雄設計事務所は最新の設計では2019年に 山形駅西口にオープンしたやまぎん県民ホールの設計も手掛けており、山形を訪れた際は必見です。

設計:本間利雄設計事務所
所在地:山形県山形市旅篭町2-5-12
最寄駅:山形駅徒歩20分、北山形駅徒歩15分
竣工:2006年


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いかがでしたでしょうか。
皆さんも気になる建築があればぜひトリップしていてくださいね!



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