静岡駅周辺の建築見学に「超」おススメな建築20選-戦後~90年代編【静岡県静岡市】

まとめ記事

今回は僕が訪れた中から静岡駅周辺の現代建築についてご紹介したいと思います。
静岡駅周辺は昔から比較的コンパクトな街として発展してきましたが、建築も有名建築家が設計した建築が小さな範囲に数多く建てられた建築パワースポットでもあります。

建物数が多いので3回に分けて、今回は戦後~90年代編をご紹介します。
・静岡駅周辺の建築見学に「超」おススメな建築20選-江戸~近代編
・静岡駅周辺の建築見学に「超」おススメな建築20選-戦後~90年代編
・静岡駅周辺の建築見学に「超」おススメな建築20選-2000年以降編

江戸~近代と2000年以降に建てられた静岡駅周辺の建築については次回紹介したいと思いますので、まずは現代建築についてお楽しみください。

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6.静岡新聞・静岡放送本社(丹下健三)

まずはじめに紹介するのは静岡新聞・静岡放送本社ビルです。
静岡新聞のビルは丹下健三の設計で、どちらかといえばこちらの記事でも紹介した静岡新聞・放送東京支社ビルが有名ですが、この本社ビルはその3年後に建てられた本社ビルです。

成長する有機体としてのイメージは東京支社ビルのほうが感じますが、執務空間をきちんと確保した上で大きくそびえるこちらの建築は周りに低層ビルが多いこともあってより力強く見えます。白いコアの部分とブラウンの執務空間からも、静岡新聞・放送東京支社ビルのような幹と枝葉のコンセプトがよく分る建築です。
登呂遺跡から徒歩圏内なのでこの後紹介する芹沢銈介美術館本館 石水館の前後に見学するのがおススメです。

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設計:丹下健三
所在地:静岡市駿河区登呂3-1
最寄駅:静岡駅南口よりバス10分
竣工:1970年

7.静岡県庁舎 東館(日建設計)

次に紹介するのは駿府城公園から飛び出す静岡県庁舎東館です。
一見現代的にも見えますが、なんと50年前の建築です。
後の日建設計の建築で度々採用されてもいる巨大なアトリウムのような空間は一度味わっておくべきです。また、外壁はコンクリート打ちっ放しですが、1989年に一度改修工事をしたものの50年経った今でも非常にスマートな印象に見えるのはさすがです

設計:日建設計
所在地:静岡県静岡市追手町9-6
最寄駅:静岡駅徒歩10分、新静岡駅徒歩3分
竣工:1970年

8.芹沢銈介美術館本館 石水館(白井晟一)

弥生時代の遺跡として知られる登呂遺跡の隣に建つ美術館、通称石水館です。
石水館の名の通り石造りの建物が真ん中にある池を囲うように配置されています。
登呂公園の中にあって自然に溶け込んでいるようで、強烈に主張もしていてある意味究極の自然物でありながら究極の人工物であるような不思議な建築でした。
静岡新聞本社ビルと合わせて静岡駅を降りた建築好きは必見の建築です。

ちなみに隣接して東京都大田区蒲田より移築した芹沢銈介の家もありますので見学の際には登呂遺跡とも合わせて見ておきたいですね。

設計:白井晟一
所在地:静岡市駿河区登呂5-10-5
最寄駅:静岡駅南口寄りバスで12分、バス下車後徒歩約3分
竣工:1981年

9.静岡市役所静岡庁舎新館(佐藤総合計画)

駿河城公園の前に建つ静岡市役所静岡庁舎新館(静岡市役所・葵区役所)です。
低層部と高層部にきれいに分かれていて、低層部の上部に繋がる大階段は時代の雰囲気を感じます。高層部の最上階にある17階は展望スペースにもなっています。

また、徒歩5分くらいのところにあるエクセルワード静岡ビル(1994年)も佐藤総合計画の設計です。

設計:佐藤総合計画
所在地:静岡県静岡市葵区追手町5-1
最寄駅:静岡駅徒歩10分、新静岡駅徒歩3分
竣工:1986年

10.トップセンタービル(田中楯夫)

トップセンタービルは静岡駅と新静岡駅の中間にある店舗・事務所・劇場・放送局の複合建築です。
もともとはテレビ静岡が所有し、メディアシティ静岡という名前で静岡の情報文化発信基地として建設されました。
中央のミラーガラスでボリュームを分節しつつ、空高くそびえる姿は今見ても圧巻で、外装の細かいパターンからはポストモダニズムの最後の面影を今に伝えます。

設計:田中楯夫
所在地:静岡県静岡市葵区伝馬町8-6
最寄駅:静岡駅徒歩2分、新静岡駅徒歩6分
竣工:1994年

11.サールナートホール宝泰寺檀信徒会館(高木滋生)

サールナートホールは近くにある宝泰寺が運営するホールで、設計は静岡県立美術館の設計なども手掛けた高木滋生によるものです。

インドの仏教遺跡から着想したとされていて、タイルの質感とむき出しの鉄骨が特徴的な建物ですが、2階がホール、3階がミニシアターとなっていて一般の人も中を見ることができます。

ちなみに近くにあるクレディア本社ビルも高木滋生によるもので、音連れた際は一緒に見ておきたい建築です。

設計:高木滋生建築設計事務所
所在地:静岡県静岡市葵区御幸町11-14
最寄駅:静岡駅徒歩4分、新静岡駅徒歩4分
竣工:1995年

ここからは静岡駅からは1駅離れるのですが建築好きなら是非とも見ておきたい必見建築「グランシップ」があるので紹介していきます。

12.静岡県コンベンションアーツセンター グランシップ(磯崎新アトリエ)

静岡県コンベンションアーツセンター、通称グランシップは建築家 磯崎新が設計したホールや図書館・貸会議室が一体となった複合施設です。
グランシップの名の通り全長200m、高さ約60mの巨大な船のような建築ですが、線路側の閉じた壁面とは対照的に、広場側の低層部は大きく広場に開いていているのが特徴です。
バルブ後とはいえどこを見ても豪華でダイナミックな建築は今となっては建てられないであろう贅沢さを感じることができ、失われた時代を感じることのできる巨大な古墳のようにも見えてきます。

設計:磯崎新アトリエ
所在地:静岡県静岡市駿河区東静岡2-3-1
最寄駅:東静岡駅徒歩3分
竣工:1998年

13.NTTドコモ東海 静岡ビル(NTTファシリティーズ)

南側のグランシップを見た後は北側のNTTドコモ東海静岡ビルも合わせて見学しました。
こちらは古墳のようなグランシップとは対照的にスマートな建築です。グランシップ側から見ると、水平に広がる東静岡駅と垂直に伸びるNTTのビルが1つの建物のように見えるのが面白かったです。
こちらの「さいたま新都心の建築見学におススメの作品10選」でも紹介したNTTドコモさいたまビルと同じく建物の上に巨大なアンテナが乗る様も必見です。

設計:NTTファシリティーズ
所在地:静岡県静岡市葵区東静岡1-3-43
最寄駅:東静岡駅徒歩3分
竣工:2003年

→Nexet:14-20を見る


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