芝公園で建築巡り!建築好きがおススメする名建築15選

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9.駐日オランダ王国大使館(J・M・ガーディナー)

駐日オランダ王国大使館は明治13年に宣教師として若干23歳の若さで来日し、その後建築家として数々の教会建築を手掛けたジェームズ・マクドナルド・ガーディナーの遺作ともなった作品です。
元々は公使館として建てられた建物は、古典主義を思わせるシンプルな外観で、派手座はないものの根源的な美しさと知性を感じるデザインとなっています。
大使館ということで残念ながら遠目でしか見ることしかできませんが、芝公園を訪れた際には是非見ておきたい貴重な建築遺産です。

設計:J・M・ガーディナー
所在地:東京都港区芝公園3-6-3
アクセス:芝公園駅・大門駅より徒歩約14分、大門駅より徒歩約14分
竣工:1927年

10.東京都水道局 旧芝給水所

オランダ王国大使館のすぐ隣に建つのは東京都水道局 旧芝給水所です。
明治期より日本の近代化に貢献した給水所は、近年の大改築によってサッカー場を中心とした広場に整理されていますが、流入弁室の煉瓦造りの外壁・銘板をはじめいくつかの遺構を見ることが出来ます。
銘板横にある正門は1965年に移築された旧淀橋浄水場の門を2002年に復元したもの。
また、現在の給水所の庭にはその他にも排水池の煉瓦や馬蹄型の通路、水道管の一部などがモニュメントのように配置されて、かつてあった歴史の片鱗に触れることが出来ます。

所在地:東京都港区芝公園3-6-7
アクセス:芝公園駅・大門駅より徒歩約14分、大門駅より徒歩約14分
竣工:1896年

11.長谷川グリーンビル(丹下都市建築設計)

旧芝給水所からほどなくの場所に建つ長谷川グリーンビルは丹下都市建築設計が設計を手掛けた1992年竣工のオフィスビルのリューアルプロジェクトです。100年近い歴史を持つ老舗のフラワーショップの本店でもあるビルのファザードには全面的にグリーンが配されていて、まるで建物自体が生きているように感じます。
壁面緑化というアイディアとしてはありふれた手法を使いながら、美しいプロポーションと独特のデザインによってオリジナリティを獲得しているのが面白い建築です。

設計:丹下都市建築設計
所在地:東京都港区芝公園3-5-1
アクセス:芝公園駅・大門駅より徒歩約12分、大門駅より徒歩約14分
竣工:2009年(改修)

12.機械振興会館(岸田日出刀+梓建築事務所)

長谷川グリーンビルのすぐ南の東京タワーの目前に建つ機械振興会館は、半世紀以上前に建てられた知る人ぞ知る名建築。
モダニズムの流れを汲む外観は水平連続窓の中に垂直の意匠を取り入れていたり、彫刻のように開けられた上部の開口などよく見ると変化にとんだいぶし銀のような味わいを持つ建物です。
見学前はもっとシンプルな建築を想像していたのですが、実際に訪れてみると手前の坂道に合わせて段々と変化する開口部や東京タワーを映し出す窓など周辺環境を丁寧に取り入れてオリジナリティを持たせているのも面白かったです。

設計:岸田日出刀+梓建築事務所
所在地:東京都港区3-5-8
アクセス:芝公園駅・大門駅より徒歩約12分、大門駅より徒歩約14分
竣工:1966年

13.東京タワー(内藤多仲+日建設計工務他)

続いて紹介するのは長きに渡って東京のシンボルとして愛される高さ333mの鉄塔、東京タワーです。
当時の国家プロジェクトもいえるこの電波塔の建設にあたっては、耐震構造の父といわれ、大阪の通天閣や名古屋テレビ塔、さっぽろテレビ塔など数々の電波塔を設計した「塔博士」内藤多仲を中心にしたプロジェクトチームが組まれました。
当時は実用コンピュータはおろか電卓すらない時代でしたが、手計算と風洞実験によって構造的な合理性を追求し、使われた鉄骨量はエッフェル塔の半分以下といわれています。
東京タワーはエッフェル塔に比べて足元部分が広がっているのですが、これは高さや風加重などに耐えるための計算から導かれた工夫で、下層にある建物はそれを支える「重し」としての役割も担っているそうです。
電波塔としての主な役割は東京スカイツリーに移行しましたが、2017年から2019年にかけては展望台をはじめとする大規模なリニューアルが行われていて、改めて訪れたい建築としておススメのスポットです。

詳細記事
・東京タワーの建築を徹底解説!意外と知らない建築の秘密や見どころを紹介【東京】

設計:内藤多仲+日建設計工務
 2002年リノベーション
  特別展望台:北山恒
  大展望台1階:木下道朗
  大展望台2階:谷内田章夫
 2018年・2019年リノベーション
  建築設計:日建設計
  内装設計:電通、日展、ドリームスタジオ
  トップデッキ内装デザイン:白根昌和、高木秀太事務所
所在地:東京都港区芝公園4-2-8
アクセス:芝公園駅・大門駅より徒歩約10分、大門駅より徒歩約12分
竣工:1958年
備考:登録有形文化財

14.聖オルバン教会(アントニン・レーモンド)

長谷川グリーンビルから少し進んだ先に建つ聖オルバン教会はチェコ出身の建築家アントニン・レーモンドが設計した木造平屋建ての教会です。
はじめて通りかかった時はこの教会がレーモンド設計の建築だと気づかず、後日改めて再訪することとなりました 笑
木造のバンガローのような印象の外観から内部に入ると雰囲気が一変、木組みの美しい構造と借景の様に取り入れられる外部環境の美しさに圧倒的されます。
レーモンドといえば軽井沢の教会が有名ですが、都心の一等地でありながら軽井沢のような、もっといえばヨーロッパの田舎町にいるような感覚にしてくれる教会です。

設計:アントニン・レーモンド
所在地:東京都港区芝公園3-6-25
アクセス:芝公園駅・大門駅より徒歩約12分、大門駅より徒歩約14分
竣工:1956年

15.聖アンデレ教会(香山壽夫)

教会と言えば聖オルバン教会のすぐお隣に建つ聖アンデレ教会も見逃せない建築です。
この聖アンデレ教会はもともとは明治時代に建てられた建物だったのですが、1996年に香山壽夫氏の設計で建て替えが行われました。
外形は三角屋根と丸型の開口というシンプルな構成が特徴ですが、内部はコンクリートをうまく使った造形的な空間が広がっていて、聖オルバン教会とはまた違った光の効果や音の反響を楽しむことができます。

ちなみに、隣接するアンデレホールは数々の教会建築を手掛けた長島孝一氏の設計で、こちらも建築好きとしては是日合わせて見ておきたい建築です。

設計:香山壽夫/香山壽夫建築研究所
所在地:東京都港区芝公園3-6-18
アクセス:芝公園駅・大門駅より徒歩約12分、大門駅より徒歩約14分
竣工:1996年

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