渋谷で建築巡り!建築好きがおススメする名建築30選

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11.ビラ・モデルナ

SIA青山ビルディングからすぐのところに建つビラ・モデルナは、坂倉建築研究所の設計による住宅・オフィス・商業の複合施設です。
地上10階建地下2階建ての建物は、敷地の真ん中が大きな谷のようにデザインされていて、間口3m弱を基準としたユニットが並ぶ姿は壮観です。

建築家坂倉準三といえば、今は無き東急文化会館をはじめ渋谷の建築文化に大きく関わった建築家。
彼は1969年に亡くなってしまいましたが、没後も彼の育てた所員が挑戦的な建築をいくつも生み出しているのはとっても素敵です。

設計:坂倉建築研究所
所在地:東京都渋谷区渋谷1-3-18
アクセス:渋谷駅より徒歩約7分
竣工:1974年

渋谷には坂倉建築研究所が手掛けた建物がいくつかありますが、築50年を超える建物も出てくる中で、近年取り壊されてしまう建物がいくつもでてきています。

シオノギ渋谷ビル

渋谷ヒカリエの裏に建つこちらのシオノギ渋谷ビル(1980年竣工)ビラ・モデルナと同じく中央が大きく谷状に切り取られた兄弟のような建物でしたが、残念ながら2021年に取り壊されてしまいました。
建築はいつかは必ず壊されてしまうので、見れる時に見ておかなければと改めて感じる渋谷の名建築でした。

設計:坂倉建築研究所
所在地:東京都渋谷区渋谷2-17-5
アクセス:渋谷駅徒歩約3分
竣工:1980年
備考:現存せず

12.伊良コーラ渋谷店

伊良(いよし)コーラ渋谷店は、2018年に世界初のクラフトコーラ専門メーカーとして創業された伊良コーラの第2号店です。
キャットストリートの最南端エリアにつくられた店舗は、1960年代に建てられたビルの1階を改装したもの。

「宇宙」をテーマにしたファンシーなデザインの店舗は、まるで太古につくられた宇宙船が突然動き出して若者を吸い上げているようにも見え、様々なスパイスが調合されてつくられるクラフトコーラのイメージと、キャットストリートのお洒落でフォトジェニックなイメージが見事に融合しています。

元祖クラフトコーラは薬膳のような独特の深みがありますが、飲みにくさは全くなくてとっても美味しかったです。
ピリッとしたスパイスが効きつつ爽やかな味わいのコーラは、一度飲んだらクセになる魅惑の新ドリンクです。
詳細記事
・伊良コーラがスゴい!渋谷のクラフトコーラ専門店をレポート【東京渋谷】

設計:ARIWRKS
所在地:東京都渋谷区神宮前5-29-12
アクセス:渋谷駅より徒歩約5分、原宿駅より徒歩約10分
竣工:2021年(改修)
営業時間:11:00~19:00
備考:支払いはキャッシュレス決済のみ可能
公式HP:http://iyoshicola.com/

13.渋谷キャスト

伊良コーラ渋谷店からキャットストリートを南下した先に建つ渋谷キャストは、商業・オフィス・住宅等の複合施設。
キャットストリートと明治通りの両方に面した敷地を生かして、前面に大きな広場や階段状の通路が設けられていることも大きな特徴の一つ。
表と裏、光と影、日常と非日常といった一見相反する要素が混じり合う結節点のような建築は、まさに渋谷の街そのもののようです。

また、大手設計事務所からゼネコン、アトリエ事務所など様々な関係者による協働によってつくられていることにも注目。何度行っても新しい発見がある、渋谷の新たな注目建築です。

建築設計:日本設計+大成建設
ファサード・ランドスケープデザイン:noiz
貫通通路一部、広場地面:トラフ建築設計事務所
コレクティブハウス:成瀬・猪熊建築設計事務所
所在地:東京都渋谷区渋谷1-23-21
アクセス:渋谷駅より徒歩約7分
竣工:2017年
備考:2018年度グッドデザイン賞受賞
公式HP:https://shibuyacast.jp/

14.神宮通公園トイレ

2020年から次々就航したTHE TOKYO TOILETは日本財団が渋谷区と連携して実施された公衆トイレ建設プロジェクトです。
このプロジェクトは有名建築家やデザイナーらを起用して、清潔でデザイン性がよい次世代のトイレを生み出していくことをミッションに掲げています。
詳細記事
・渋谷のTHE TOKYO TOILETを建築好きが巡る!全トイレを徹底レポート【東京渋谷】

そんな注目のプロジェクトの中でも渋谷駅付近で特におススメなのが、建築家 安藤忠雄氏がデザインした神宮通公園トイレ。

大きくせり出した屋根やトイレの周りを取り囲むルーバーによって安藤氏の得意な日本的な中間領域がつくりだされていることに注目です。
また、一歩引いてちょっと引き気味に公園と一緒に見てみるとトイレが一つの樹木のようにも見えてきて、正に建築家がデザインしたトイレならではのマジックを存分に楽しめます。

設計:安藤忠雄/安藤忠雄建築研究所
所在地:東京都渋谷区神宮前6-22-8
アクセス:渋谷駅より徒歩約7分
竣工:2020年
公式HP:https://tokyotoilet.jp/

15.MIYASHITA PARK

MIYASHITA PARKは渋谷駅からすぐの明治通り沿いに建てられた商業施設・ホテル・公園等の複合施設です。
元々の宮下公園は全長約330メートルの2階建ての公園でしたが、2020年の建替えによって3階建ての商業施設と屋上公園、地上4階~18階にはホテルが建設・整備されました。

周辺ではスクランブルスクエアをはじめ続々と超高層の建築が計画される中、地上3階建てを基本としたMIYASHITA PARKはかなり変わった建築に見えます。

あえて鉄道や橋といった土木構築物のスケールをデザインの前面に出すことで、超高層建築にはない都市的なスケール感や親しみやすさをつくり出しているのもユニークな建物です。

詳細記事
・ミヤシタパークが面白い!生まれ変わった空中公園を建築に注目してレポート【東京渋谷】

プロジェクトアーキテクト:日建設計
設計:竹中工務店
所在地:東京都渋谷区神宮前6-20他
アクセス:渋谷駅徒歩約3分
竣工:2020年
公式HP:https://www.miyashita-park.tokyo/


>sequence MIYASHITA PARKの詳細をじゃらん.netで見る

16.渋谷フクラスビル

駅の反対側に移動してまず目に入ってくるのが、旧東急プラザ渋谷と近隣敷地の再開発によって生まれた渋谷フクラスビルです。
地上19階地下4階建ての建物には商業、オフィス、バスターミナル、広場といった様々な施設が組み込まれていて、渋谷の街を立体化しているようでもあります。

「小さな物語の集積」をコンセプトにデザインされた建物は、様々な人々の行為や行動が積み重なって影響し合うライブ会場のようです。

また、中間階の飲食フロアには和洋中の様々な飲食店がはいっていますが、その中でも特にオススメなのが黄金の塩らぁ麺 ドゥエイタリアン 渋谷です。

こちらの店舗は自社の食堂「社食堂」をはじめ数々の飲食店を手掛けるSUPPOSE DESIGN OFFICEがデザインを手掛けています。
イタリアンシェフによる「丼一杯のフルコース」をテーマにしたラーメンは濃厚クリームチーズを麺に絡めて食べる新感覚の味。
厨房と一体となったスタイリッシュな店内では、まさに食文化をライブのように堪能できるオススメのラーメン店です。

黄金の塩らぁ麺 ドゥエイタリアン 渋谷

詳細記事
・渋谷「黄金の塩らぁ麺 ドゥエイタリアン 渋谷」でラーメン×建築を堪能

デザインアーキテクト:手塚建築研究所
マスターアーキテクト:日建設計
一部店舗設計:SUPPOSE DESIGN OFFICE(黄金の塩らぁ麺 ドゥエイタリアン 渋谷)
所在地:東京都渋谷区道玄坂1-2-3
アクセス:渋谷駅より徒歩約3分
竣工:2019年
備考:2020年度グッドデザイン賞受賞
渋谷フクラス公式HP:https://www.shibuya-fukuras.jp/
ドゥエイタリアン公式HP:https://www.dueitalian.jp/

17.Shibuya Sakura Stage

Shibuya Sakura Stageは渋谷駅南東にある桜丘エリアの再開発によって生まれた商業施設、オフィス、住宅、広場、歩行者通路等の複合施設群です。
道路で隔てられ、高低差も多い丘状の地形の街区を歩行者デッキや縦動線によって繋げているのも特徴で、再開発によって生まれた他の建物や周辺街区と一体となるようデザインされています。
街の様々なスポットにアメーバ状に伸びる歩行者通路は、さながら渋谷駅の地下通路のようでもあるのも面白いところ。
にぎわいSTAGEはぐくみ STAGEなどの特徴的な広場、施設を縦方向に繋ぐアーバン・コア、シンボリックな建物しぶSなど各所に特徴的な空間や施設が点在していて、散策しながら様々なシーンに出会える新たな渋谷の注目施設となっています。

デザインアーキテクト:古谷誠章+NASCA+日建設計
建築設計:
 A街区(SHIBUYA サイド):日建設計
 B街区(SAKURA サイド):日建設計+NASCA+日建ハウジングシステム
 C街区(日本基督教団 中渋谷教会):日建設計+大岡山建築設計研究所
所在地:東京都渋谷区桜丘町123他
アクセス:渋谷駅より徒歩約1分
竣工:2023年

18.青山製図専門学校一号館

渋谷フクラスを少し南に歩いたところに建つ青山製図専門学校一号館は、個性的な建築がひしめき合う渋谷界隈でも一際異彩を放つ建物です。
通称「ガンダムビル」と呼ばれる建物は、実はインテリア・建築系の専門学校。

一見奇抜に見える建物の各パーツは単なる装飾ではなく、黎明期のデジタルデザインによって創り出されたもの。
生物学の視点を取り入れ、本来必要とされている機能から「成長」するようにさてデザインされた建物は、正に成長途中の若き学生が通うのにピッタリの校舎です。

詳細記事
・まるでガンダム!青山製図専門学校一号館は建築がスゴい【東京渋谷】

設計者:渡辺誠/アーキテクツオフィス
所在地:東京都渋谷区鴬谷町7-9
アクセス:渋谷駅より徒歩約10分
竣工:1990年

19.AD-O渋谷道玄坂

AD-O渋谷道玄坂ビルは渋谷の道玄坂沿いに建つ地上11階地下1階のオフィスビルです。
木目印刷をしたアルミ板が微妙に角度をつけながら配置されていて、軽やかでどこか建物の息遣いのようなものが感じられます。

一目見ただけで隈研吾事務所の作品だとわかるのは流石のアイコン性。
建築は一度建てられてしまうと基本的なは変わることのないものですが、手前の並木道と呼応しながら変化しているようにも見えるのがなんとも不思議で魅力的な建築です。

設計:隈研吾建築都市設計事務所+松田平田設計
所在地:東京都渋谷区道玄坂1-22-9
アクセス:渋谷駅より徒歩約6分
竣工:2017年
備考:2018年度グッドデザイン賞

20.渋谷警察署宇田川派出所

続いて紹介するのは東京で一番有名な交番といえば恐らくこちらの宇田川派出所ではないかと思えるほど、渋谷のランドマークとして親しまれている交番建築です。
顔のようにも斧のようにも見える不思議な形は、味方や解釈によっていろいろなイメージを掻き立てられます。

それまでの交番は真面目で権威的なデザインのものばかりでしたが、待ち合わせや目印に使われたり、交番がランドマークとして認知るようになった最初期の建築は今見ても新鮮で印象的です。

関連記事
・意外と身近!有名建築家が設計した都内の交番まとめ

設計:鈴木エドワード
所在地:東京都渋谷区宇田川町31-6
アクセス:渋谷駅より徒歩約5分
竣工:1985年

21.SHIBUYA109

宇田川派出所から渋谷駅方面に少し歩いた所に建つSHIBUYA109は、正に渋谷のシンボルというべき建築です。
シリンダー状の正面部分的には、昭和から令和まで時代ごとに様々なメディアや広告が掲げられてきましたが、広告塔としても街のシンボルとしても今ではこれの建物以外考えられないと思うほどに渋谷の街に定着しています。

遠くからはシンボリックに見えますが、近づいてみてみると、街の流れを引き込む通路やテラスなども巧みにデザインされていて、改めて見てみるととても面白い建築です。

設計:竹山実+駒田知彦
所在地:東京都渋谷区道玄坂2-29-1
アクセス:渋谷駅より徒歩約2分
竣工:1979年

ちなみに渋谷のスクランブル交差点といえば、こちらのQ-FRONTビルも欠かせない存在です。
■Q-FRONTビル

SHIBUYA109と比べると建築の造形は存在感を極力減らすようにデザインされていて、代わりにガラスによる透明感やインターネットのような非物質的なイメージに置き換わっているのは面白いですね。

今はまだ築20年ちょっと比較的新しいこちらの建築ですが、今後渋谷の中でどのように使われ、評価されていくのにかにも注目です。

設計:アール・アイ・エー
所在地:東京都渋谷区宇田川町21-6
アクセス:渋谷駅より徒歩約1分
竣工:1999年

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