ここでは建築案内とは別に、去年末から独学で勉強し始めたビジュアルプログラミングへの挑戦をまとめたいと思います。
もともと私は大学では建築を専攻していましたので、プログラミングは全くの門徒外。
本当に素人同然の状態から始めています。
以前からコンピューターのもつ可能性、プログラムを描くことで今まで想像もできなかったような世界が描けたり、見えなかったものが見えるようになったりすることにはとても興味がありました。
そんな中、年末年始の休暇を利用してビジュアルプログラミングソフト「Processing」というものを触ってみて、とりあえず1週間、死ぬ気で頑張ってみました。
なんとか2つほど作品(というには稚拙な種の様なもの)ができたので引き続き続けながらブログにその途中経過などをまとめておこうと思いす。
意外と初歩的なスキルの組み合わせで面白いものができるんだと実感できましたので興味のある方は一緒に学んでみませんか 笑
とりあえずこんな作品をつくってみました。
タイトル:銀河鉄道の夜
これは宮沢賢治の銀河鉄道の夜をモチーフにしていて、銀河鉄道の夜の小説のテキストがランダムに描かれていくというものです。(入門3日目に作成)
言葉がどんどん描かれ、折り重なっていくと文字としてはどんどん何が書いているか分からないカオス状態になっていくのですが、それが進行すると東京の空にあったかもしれない銀河鉄道の夜の風景が浮かび上がってくる、というコンセプトです。
本来の小説では、小説の中の情景は読者一人が個々に想像するものですが、文字を重ねることでビジュアルに皆が共通して見ることのできるイメージができるというものになっています。
約20000ワードくらい書くようにプログラムしていますので、手でかいたのでは描けないコンピュータによってはじめて見ることのできる風景を描いています。
ランダムに描かれる小説の文字が
段々と折り重なり、カオスな状況となり
やがて1つの風景を描き出す
その他にも1週間目に「机上の江戸」というウェブカメラを使って江戸の古地図を描く作品をつくりました。(そして私のお正月はなくなりました)
タイトル:机上の江戸
まだまだ稚拙でイメージに技術が追いついてないのですが、やりたいことはたくさんあるので少しづつ進めていきたいと思います。
次回からはそもそもProcessingとは?ビジュアルプログラミングとは?といったことや、「銀河鉄道の夜」「机上の江戸」の詳細についても書いていきたいと思います。
興味のある方は是非ぜひ覗いてみてくださいね。