
まずは[スケッチ]の[ライブラリをインポート]でビデオ用のライブラリをダウンロードしてきます。あとはビデオの定義や画面の大きさを定義するだけで簡単にウェブカメラの映像をリアルタイムで取り込めます。


こんな感じで取り込めます。描いたコードは10行ちょっとの短いコードのみです。
今回はここにちょっと修正を加え、マウスで指定した場所のカメラの映像の色の情報を引き出してみたいと思います。
といっても加えるのは以下の4行のみです。
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text(video.pixels[y*width + x],20,20);
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「mouseX」「mouseY」はマウスのカーソルの位置を表すProcessingの関数で、カーソルの場所が何ピクセル目にあるのかが自動で吐き出されます。
「text」でピクセルの位置の色を表示するようにしてあげれば、マウスのカーソルの位置の色情報が表示されます。
少しわかりずらいですが、画面の右上に色の番号が表示されます。
マウスの移動に合わせてリアルタイムでカーソル位置のカメラの色が表示されます。
とはいってもこの単位だと何が何だか分りませんね。
そこでRGB情報に変換する為少しだけプログラムをいじります。
textの部分を以下のように修正してみます。
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分りやすいようにグリーンのオットマンにカメラを向けてみましたが、左上にRGBの値が表示されているのが分ると思います。
ここまででリアルタイムに表示したカメラの家象の色情報を取得するプログラムが完成しました。
Processingは原則無料のプログラムです。今回書いたようにカメラの映像や情報に も簡単にアクセスして応用ができますので気になった方は一度インストールして触ってみてはいかがでしょうか。
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